川西市では「子どもの人権オンブズパーソン」という取り組みが行われています。
80年代に全国的にいじめが社会問題となったことを受けて教育委員会で議論が交わされてきました。
その後、国が平成6年に批准した「児童の権利に関する条約(子どもの権利条約)」の理念に照らして、子どもの人権に関して検討、その後平成10年に「川西市子どもの人権オンブズパーソン条例案」が市教育委員会定例会で可決され、「子ども人権オンブズパーソン」を設置。
川西市のオンブズパーソンは大学教授、弁護士、大学講師の3名で構成、その他に相談専門員の方が4名がいて、相談、調査、調整、啓蒙等の活動を行っています。
相談専門員の方からの説明では、
例えば、ある児童の「不登校」という事象に関わる時、その後ろにはネグレクトがあることもある、DVがあることもある、そんな家庭の問題を包括的に対応することで、全ての子どもたちが「最善の利益を確保する」ことを目指すといいます。
子どもたちも親御さんも気楽に相談の出来る場を作ることはとても大事です。一人で抱え込むのではなく、誰かに話しをするだけでも大分変わります。
是非、今後もこの素晴らしい取り組みを続けて欲しいと思います。
日本はまだまだ人権に対して遅れています。意識を変えるために制度を整備していくことは有効です。
川西市の取り組みを参考にして活動していきたいと思います!
二日間の視察はとても勉強になりましたが、特に議員の仲間の橋渡しがあった事により、通常では聞くことの出来ないお話しもお聞かせ頂けました。
竹内じんいち議長、くりやま雅史兵庫県議、越田けんじろう兵庫県議、井川晃一寝屋川市議、福西勝川西市議のお陰で実り多い勉強となりました。
仲間の大事さも改めて感じました!
お世話になった皆さま、本当にありがとうございました!