今任期最後の定例会が終了しました。

今任期最後の定例会が終了しました。4年間様々なこともあり、最終年では離党、新会派になるということもありましたが、都民の手取りを増やす。暮らしを守る。人権や平和を守っていくことに変わりはありません。引き続きよろしくお願いいたします。

最終日に談話を出しましたので、以下に掲載いたします。

令和7年6月6日

令和7年東京都議会第2回定例会を終えて(談話)

八王子・民主の会 須山たかし

令和7年第二回定例会が終わりました。

 第21期東京都議会は、コロナ禍、そしてそれに伴い、一年延伸しての東京2020オリンピック・パラリンピックが開催された年から始まりました。

 この4年間、同性パートナーシップ宣誓制度や018サポート、公立学校給食費無償化や私立高校授業料実質無償化、カスハラ条例の制定など、評価すべき制度は始まりましたが、一方で、最近の物価高騰の中で、賃上げもそれに追いつかず、との財政規模の割には有効な対策が十分に取れているとは言えません。

 これだけの物価高騰、格差の拡大が進む危機的な状況の中で都民の暮らしを守るためには、都民の手取りを増やす施策を進め、政治が都民の暮らしを支えていく必要があります。

 今定例会で審議された補正予算は水道料金の基本料金の無償化として358億円が計上されました。4ヶ月の時限的な措置で一世帯当たりの負担軽減は約5000円とのことから、現状の物価高騰においては、もっと都民の負担を軽減する必要があると考え、減額の継続を訴えましたが、否定をされてしまいました。都民の手取りを増やすために、さらなる負担軽減に対して政治判断を進める必要があると考えます。

 また、都議会自民党のいわゆる裏金問題では、都議会として政治倫理条例が可決・制定がされました。私たちは政治資金パーティが問題ではなく、政治資金の透明化をより強化していくことに課題があると考えるため、共産党・立憲民主党・ミライ会議案には反対をしました。合わせて裏金当事者の自民党の修正により、敢えて附則で遡及しないことが明記された都ファ・公明・自民案にも反対をしました。

 条例には見直し規定が設けられていますので、今回の条例制定で終わるのではなく、「政治とカネ」の問題と徹底して決別し、クリーンな政治を目指していくことが必要です。

 今期の都議会では、各会派が協議・議論を積み重ねながら一丸となって進めた、「手話言語条例」「障害者情報コミュニケーション条例」の制定が実現をしました。来期も緊張感のある議会運営と多様な議論を進められる都議会を目指し、同じ志を持つ仲間を増やし、都民の手取りを増やす都議会を目指してまいります。

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