かわいい江戸絵画

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府中市美術館で開催されている「かわいい江戸絵画」の展示に行って来ました。
http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/kawaiiedo/index.html

日本絵画において「かわいさ」が確立されたのは江戸時代の頃からという視点から、円山応挙等、江戸時代の心豊かな作品を展示しています。

「かわいい」という言葉は「恥ずかしい」という意味が始まりとのこと。いつからか、その感情が自分の中から抜け出し、「かわいそう」という他者に対するものとなったようです。
そこから言葉の意味が「愛おしい」、「愛らしい」等へと変化していき、一般化していったとのこと。そんな変遷があるから「かわいい」には色々な意、感情が含まれているんですね。

自分の感情を他者の存在を通して具現化する「かわいい」。作品と一対一で語りあえる美術館ではとても面白い取り組みです。

今日は日曜だということもあり、1000人以上のお客様が来場されました。
出口では「楽しかった〜」、「来てよかったね〜」なんて声を沢山聞けました。
展示は5/6まで、ちょうど府中市では大國魂神社の例大祭「くらやみ祭」が3〜6日に行われます。
是非GW中には府中市に遊びに来て頂いて、お祭りと美術館で楽しんで行って下さい!

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府中の森公園内にある府中市美術館は、東府中駅から歩いて来ると公園の緑のトンネルを潜るので今の時期最高です!もちろん散歩するのも気持ちが良いです!

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展示室の外ではスタンプが置いてあり、オリジナルのハガキが作れます!
虎がうさぎを狙ってる上でのんきそうな「ぱれたん」と「むら田」を演出してみました・・・。
他にもしおりが作れたり、クイズがあったりと子どもたちも楽しく過ごせるアイディアがいっぱい。学芸員さんたちの工夫が光ります。

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一階の市民ギャラリーでは府中市在住の宮本和郎さんの個展が行われていました。
宮本さんがマッターホルンで描いた物や日本の農産地を描いた物、静物等ご本人同様温かみのある水墨画でした。

市内の東郷寺には一般に公開していない宮本先生の柘榴の掛け軸があるのですが、今回はこの掛け軸も展示されています。
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宮本先生がいらっしゃったので、色々とお話しを聞かせて頂きました。
最後は美術界も政治も君たち世代が担っていくのだからしっかり頑張れとのお言葉も頂きました。本当に素晴らしい時間をありがとうございました!

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