会社は誰のもの? 大里綜合管理㈱の取り組み

「面白いことをやってる、凄い会社があるからおいで」
お世話になっている方から誘われたので、千葉県の大網白里市まで行ってきました。
大里綜合管理株式会社という不動産の綜合管理をされている会社の経営計画発表会です。
もともと、『カムカムはっぴぃ』という新聞折込用のチラシ(表面がコミュニティ情報、裏面が物件情報になっています。)が面白いと興味があったのですが、不動産管理会社というメリットを活かし、地域貢献活動を行っているということで、調べてみました。
地域清掃から始まり、オフィスを利用してのカルチャースクールや、ギャラリーを設けて地域の人の作品の展示販売を行っていたり、「コミュニティーダイニングおおさと」として、地域の人が地域の素材で1日限定30食でランチを売っていたりと、とにかく地域を結びつけて楽しいことをやっている会社です。
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今回は今年度、第39期の計画発表会。
最初に歓迎の合唱があったあと、野老社長の計画発表です。
面白かったのは「ナノビジネス35」。
「一人ひとりが責任を持つことの”楽しさ”、”喜び”を知ってほしい。」
という考えで、社長以下35人全社員、一人ひとりが資本金5000円を元手に地域に役立つビジネスをする。39期には1ビジネス1万円の利益を目標にするそうです。
下の写真は35通の通帳。ハンドメイドショップ、キムチ販売、はたまたボディーケアなんてものもありました。

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もうひとつは「200%スマート会議」。
「これまでの仕事を これまでの半分の人員でこなし、残業をなくす」ために、会議から業務改善、環境整備、スキルアップを進めるということです。
日々の業務にとても大事ですね。凄く参考になります!

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各部署の計画発表を聞いていても、昨年度の課題と今年度の目標が数字と共に明確にされていました。
社員だけでなく、私たちゲストにもしっかりと発表をしていくということは、甘えを許さず、退路を絶つ、自分の仕事への厳しさが伝わってきました。

 

ゲストもとても沢山来ていました。とてもアットホームな雰囲気で皆がこの会社やここで働く人のことが大好き、という感じです。
そういう空気だからか、周りには知っている人が殆ど居なかったのですが、何故かとても居心地が良かったです。

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「コミュニティーダイニングおおさと」の皆さんが作ったご馳走を食べながら第二部まで。

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社員の方々の気配りがとても行き届いており、それが変な気の遣い方ではないところがとても居心地の良い空間でした。

一人ひとりがしっかりと目標を持って自発的に自分のやることを決めていく。それを時に地域の人を巻き込みながらやっていく。
小さい会社だから、地方の会社だから、この取り組みが出来るのではなくて、この会社に流れる「役に立ちたい」という精神が何よりも大事なことです。

一昔前に「会社は誰のもの?」と訳知り顔の方々がテレビで騒いでいましたが、なんだ、ここに答えがありましたね。

面白い会社に出会いました。
大里綜合管理株式会社 http://www.ohsato.co.jp/

 

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