立川断層帯調査の視察

東京大学地震研究所が行っている立川断層帯の調査を視察しました。



通常の調査溝の10倍以上の規模で長さ250m、幅30m、深さが10mもの巨大な榎トレンチは都市部という立地条件から調査が進んでいなかった立川断層の調査を一歩進めています。
この巨大な規模で調査をすることで断層を全体的に調査することが出来ます。
今回は日産自動車の村山工場の跡地という膨大な土地があったためにこの調査が実現しました。


立川礫層という玉砂利を多く含んだ地層と火山灰により出来た立川ローム層(明るめの土壌)が見えます。
下の方の地層が変わっているところが立川断層です。

今回の調査で、今まで縦ずれの断層と考えられていた立川断層が水平方向に動く「横ずれ」断層の可能性が出てきました。
府中市にもこの立川断層はまたがるため、この調査により、現状の把握としっかりとした対策につなげて頂きたいと思います。

今回の調査溝は2/8、9の10〜15時に一般公開されます。お時間のある方は是非ご覧になって下さい。
住所 武蔵村山市榎1-17

2013/3/30追加
3/28に今回断層だと思われていたものがコンクリの柱だったということが分かりました。
いずれにせよ、ここに断層帯があることは事実ですので、今後もしっかりと調査をしていって頂きたいと思います。

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