6月21日の府中市議会第2回定例会の最終日をもって府中市議会議員を辞職いたしました。
議場で辞職のご挨拶をさせて頂きましたが、今までにないくらい緊張し、実は手が震えていました。
2011年から3期10年間にわたり、市議会議員として働かせて頂き、本来であれば任期を全うしなくてはならないにも関わらず、途中で辞職させて頂くことの重み、ご信託頂いた市民の皆さんにギリギリまでお応えできればと思い、定例会の最終日での辞職を選びました。
次のことを考えれば一日でも早くやめた方が良いよとおっしゃって頂く方もいましたが、途中で辞職するからこそ、できる限り最後まで市民の皆さんのために働かなければと思いましたし、選挙が仕事なのではなく、仕事はあくまで議員としての活動であるとの思いから、ここまでタイミングを待ちました。
おかげで最後は立憲民主党の議員として「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の再延期・中止を求める意見書」の提案も出来ました(結果は否決されましたが。。。)
10年間市議会議員の職につかせて頂き、同性パートナーシップ宣誓制度やICT化促進などの提言もさせて頂き、多少なりとも府中市の多様性や市民生活の向上に関われたかと思います。また、最後の二年間は横田議長の下、副議長として議会運営にも携わらせて頂きました。副議長は慣例で質問や発言が議会では出来ませんでしたが、横田議長の、全ての人の声をきちんと聞き、その上で答えを出していく政治姿勢には本当に感銘を受け、学ばせて頂きました。
10年間の自治体議員としての経験はありますが、それは府中でのこと。八王子では単なる新人・落下傘になることも承知で、また一から市民の方の信頼をして頂ける様に地に足をつけて活動をして行かなくてはならないと強く思います。
幸い、八王子の市議会の仲間がいます。彼らと連携して市政・都政の発展に務めてまいります。
この間、八王子の街を周り、皆さんが創り上げてきた長い歴史や文化、自然と都市、ニュータウンが融合する八王子の素晴らしさに尊敬するとともに、コロナで変わったこの国の働き方やライフスタイルにより、更に八王子の魅力は増すものと考えております。その魅力を発信するとともにここに住み、働く皆さんの暮らしを豊かにするお手伝いをしていきたいと考えます。
また、三多摩地域と23区は未だに差があります。唯一の中核市であり、多摩地域最大の人口を誇り、中心的な存在である八王子から三多摩地域の声を上げ、東京都を変えていきたいと強く考えております。これは、多摩地域で活動してきた議員だったからこそ、市議会議員の仲間の皆さんと連携し、進めて参ります。
このコロナ禍において。この国、そして東京都には問題が山積しております。コロナ前に決まったことがまだ変わらない、そんなこともある今の政治をまず変えて行かなくてはならない。一政治家として今の政治に憤りを感じております。
都政を変えるためには、様々な地域の声、市民の声を議会に届け、多様な声を反映した議論をしていく必要があります。その一翼を担い、八王子から「生命を守り、支え合う政治」を作ってまいります。