都知事選の真っ只中ではありますが、府中市議会建設環境委員会の視察で名古屋市、豊橋市、浜松市に行ってきました。
名古屋市では「街路樹再生指針」。計画的な更新・撤去により街路樹再生を進めることにより、都市の魅力と安全性の確保を目指し、地域住民の方々とも「協働」していました。
府中市でも桜通りやケヤキ並木など、大木化、老朽化した街路樹の対策が喫緊の課題となっております。
私も一般質問や予決算で「公園長寿命化計画」等に言及し、公園カルテの作成を進めていくことになりました。
緑の多い府中市として、市民の安心・安全とともに「府中の魅力」を内外に発信していくためにも、計画的な整備を進めていく必要があります。
豊橋市では「空き家バンクの取り組み」。
空き家の利活用の問題がフィーチャーされますが、一方で現状の権利者の所在が掴めなかったりと現状の把握が困難なケースもある中で、倒壊の危険があるなど、緊急な対応が必要なケースがある中で一つ一つの調査を重ねていかなくてはならないこと、それには周辺住民の方々のご協力が必要だということがとても良くわかりました。
昨年施行された「空家等対策の推進に関する特別措置法」を受けて、府中市でも今年度から「府中市空家等対策協議会」が設置されました。まだ始まったばかりですが、豊橋市など先進事例に倣い進めていきたいですね。
府中市空き家等対策ページhttps://www.city.fuchu.tokyo.jp/kurashi/sekatu/kankyo/akiyatoutaisaku.html
最後に、浜松市の「中心市街地活性化計画」を視察させて頂きました。
来たい都市、住みたい都市、参加したい都市、という基本目標を掲げ、民間の「浜松まちなかにぎわい協議会」が主導して中心市街地活性化を進めて来た浜松市。子育て世代を取り込んでいくコナガルサマースクールや地元企業と交流出来るコミュニティスペース等、色々な取り組みをされていました。
府中市は平成28年度、都内で初めて「中心市街地活性化計画」が認定され、また来年には南口再開発ビルも竣工し、府中駅や本町までのエリアマネジメントを進めなくては行けない中、ハードの整備はもちろん、ソフトの充実も必要です。単発のイベントを繰り返すのではなく、日常としてにぎわいを創るにはどうしたら良いのか。兎角イベント事が多い府中市の課題ではないでしょうか?
府中市中心市街地活性化基本計画https://www.city.fuchu.tokyo.jp/gyosei/kekaku/kekaku/gyosei/shigaikassei/tyuukatsukeikaku.html
以上、どの項目も府中市が直面する課題であり、とても充実した視察となりました。
3市の皆さんにとても丁寧なご説明をして頂き、本当にありがとうございました!