5/14〜6/8まで府中市美術館で開催される「東京 ソウル 台北 長春 官展にみるそれぞれの近代美術」のオープニングセレモニーに参加しました。
今回のタイトルは市民の繋がりを表したいとのことで、敢えて国にはせず、地域を冠したということです。
官展とは1907年に文部省が始めた公設公募展とのこと、日展の原型になったものだそうです。
この流れはその後、アジア諸国に広がって行き、様々な国(地域)で官展が開かれ、若い作家たちの登竜門になりました。
言葉にするとあまりにも簡単ですが、もの凄い激動の時代。その当時の若手の作家たちが見た世界の一瞬一瞬を切り取った作品が揃っています。
写真とはまた違った、当時の人間の(ある意味非常に恣意的な)思いが込められた時代の息吹を感じられる作品たち。
同時代にあって、どこか違うところがある。この違いを楽しんで欲しい、とは志賀学芸員が仰っていました。
多様性が進む一方で、他者を排除しようとする動きが大きくなりつつ有る昨今。
この展示はぜひ子どもたちに見て欲しいです。
違いを知る、違いを理解する、違いを許す、違いを楽しむ、人間の大事なことを教えてくれる展示になっています。
5/14〜6/8の間、ぜひ府中市美術館まで足を運んでください!
めちゃくちゃ面白いです!
PR動画 http://youtu.be/t_gPG2aU684
府中市美術館 http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/