付議事件
1、平成23年度府中市競争事業特別会計歳入歳出決算の認定について
→挙手多数により認定
2、平成23年度府中市公共用地特別会計歳入歳出決算の認定について
→全員一致で認定
3、【陳情】原発問題について
→継続提案→継続案否決→多数で議案不採択
3の陳情の要旨は①「脱原発都市の宣言」と②「脱原発に資する取り組みを行う」というもの。陳情者は青梅市在住の方。
「「脱原発都市宣言」は原発所在地を見捨てることになる」「地方自治体から宣言をして脱原発を進める必要がある」等、賛否様々な意見が飛び交いました。
私の個人的意見は
②に関しては積極的に進めるべきであるし、陳情者の自治体が独自に出来る取り組み(再生エネルギー由来の環境に優しいPPSの利用、自治体の発電電力を電力会社に安売りしない等)といった意見にはとても共感出来る。
一方で①に関しては「〇〇都市宣言」の類は市民から湧き出てくるべき物。他市の方から言われた物を鵜呑みに採択は出来ないのではないか。その為、一度継続審議にして市民の動向、他市の状況等様子を見ることが必要なのではないか。継続が出来ない場合には不採択も已む無し。
といったところです。特に府中市議会は「趣旨採択」が出来ないので、字面を厳密に捉えなくてはいけません。以前にも「趣旨は物凄く共感できるんだけど、この文言が引っかかってしまうな」といった陳情が何件かあり、苦渋の決断をしたことがありました。
もう少しフレキシブルに出来ないかなとも思いますが、あまりにもフレキシブルだと陳情趣旨が広くなりすぎてしまうという弊害もあるようです。難しいです。
陳情文は下記、府中市議会HPで参照出来ます。
http://www.city.fuchu.tokyo.jp/gikai/shingi/segantinjo/bunshohyo/24tinjou/files/24dai3tinjou.pdf